プリウス、アクア、フィット、等に代表される燃費重視の車には、最初からエコタイヤが装着されている。車の燃費はタイヤを含めたトータルバランスで決まるので”タイヤ?”って疎かにしてはいけない。

まず、エコタイヤの性能は当初は各社バラバラの評価で比較しずらく、どちらが良いのか分かりづらかった。そこで統一基準を設け、タイヤの転がり抵抗を5段階に、ウェットグリップ性能を4段階に分けて評価。このうち、転がり抵抗がAランク以上かつウェットグリップ性能がa~dにランクされるものが低燃費タイヤと位置付けしています。ラベルの見方は、上段が転がり抵抗を、下段がウェットグリップ性能を表し、左に向かうほど性能が高くなります。

エコタイヤの種類

「転がり抵抗:AAA、ウェットグリップ性能:a」
性能が一番良いエコタイヤですが、技術的な面とコスト面で売れるタイヤサイズから登場していますので、ラインナップが少なく適用車種は少な目です。

エコタイヤの種類

「転がり抵抗:AAA、ウェットグリップ性能:c」
一般的には燃費に直結する転がり抵抗を良くすれば、ウェットグリップ性能は低下します。

エコタイヤの種類

「転がり抵抗:A、ウェットグリップ性能:a」
ウェットグリップ性能を良くすると、転がり抵抗の性能は低下します。

燃費に直結する転がり抵抗だけでなく、ウェットグリップ性能(濡れた路面でのタイヤの滑りにくさを意味します)も合わせて表示しているのには、この両者が密接な関係にあるからです。一般的には、転がり抵抗を良くするとウェットグリップ性能が低下する傾向にあるため、無闇に転がり抵抗ばかりを追求すれば、雨の日には危険なタイヤとなりかねないのです。

自転車のタイヤに空気をいっぱい入れると、ペダルを漕ぐ力が軽くなった経験ありますよね?これって転がり抵抗が少なくなっているからです。でも雨の日には滑りやすく危険ですので、適切な空気圧にしていたと思います。車のタイヤもこれと同じですが自分でペダルを漕ぐわけでなく、アクセルを踏むだけなので実感できないだけですね。

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例:YOKOHAMAタイヤのエコタイヤラインナップ(2014年2月現在)

エコタイヤの種類

は「転がり抵抗:AAA、ウェットグリップ性能:a」燃費とウェットの性能が良くなっています。は「転がり抵抗:A、ウェットグリップ性能:a」転がり抵抗が低下していますので、燃費性能が低下しています。反面、ドライ性能は上がっています。

つまり、燃費性能を求めるとドライ性能は低下してしまいます。ドライ性能の違いが分かり易いシーンはカーブを曲がる時。ドライ性能が良いと地面に吸い付くように曲がるカーブも、ドライ性能が低下したタイヤだとフラフラして曲がるずらい感じになります。実際には乗り比べしないと分からないですが、タイヤを履き替えた直後だと感じることができます。乗り心地も微妙に変わるってきますが、慣れてしまえば問題ないでしょう。

ただ、スポーツカーにエコタイヤは履かせるべきでないと思っています。この組み合わせは本来の性能がだせませんし、バランスが崩れてしまいます。スポーツカーを買って、燃費性能を求める使い方をするのは本末転倒な気がします。て言うか、スポーツカーに乗る人って燃費は気にしない人が多いと思います・・・。

プリウス、アクア、フィット、のように燃費を競っている車のオーナーで燃費が命!と思うなら、転がり抵抗:AAAのタイヤをチョイスし楽しみましょう。ゴルフのようにドライビングプレジャーを求めるなら転がり抵抗:AAAのタイヤを選ぶべきではありません。特に、ゴルフのような輸入車は「輸入車用タイヤ」があるくらいタイヤとのマッチングが重要になります。車の開発はタイヤも含めたトータルバランスで行っていますので、タイヤの銘柄を変えただけでバランスが崩れたりします。最近になって国産車でもタイヤを含めたトータルバランスを重要視していますが、輸入車は長い歴史があります。純正タイヤと同一銘柄がいいと思います。

※2016年2月追加

ブリジストンから「疲れにくい」というブリジストンPlayz PXシリーズのタイヤが発売になりました。最近のCMは転がり抵抗が・・・とか燃費が・・・とか、あまり聞きません。燃費以外で差別化しようとしているのでしょう。発売初期にこのシリーズのタイヤを履いたことがあります。確かに当時から「疲れにく」と言っていた記憶があります。

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