軽自動車とひと口に言ってもさまざまなタイプがあります。大きく分けると次の3種類に分けれる。

まず、「ミラ」「アルト」などの全高を抑えたセダン系、次に高めの全高を持つ「ワゴンR」「ムーブ」「N-ONE」「eKワゴン」「デイズ」(eKワゴンとデイズは日産と三菱の共同開発車)のハイト系、最後は、さらに高い全高をもつ「タント」「N-BOX」「スペーシア」などの超ハイト系である。

セダン系は実用重視のユーザーが、ハイト系は個人的に幅広いユーザーが、超ハイト系は子供の自転車も積める広さがあり、ファミリー層に人気がある。

最近の軽自動車の売れ行きは超ハイト系のシェアが拡大しており10年前の10%未満から2013年には30%を超えています。セダン系は20%前後で変わりなく、ハイト系は10年前には60%以上の比率があったのが12年には40%前後まで下がっている。残りは「ジムニー」「アトレー」などが占めている。

燃費に対しては、超ハイト系は全高が高く空気抵抗が大きいことや重量も重いため悪くなりがちであり、価格も高い傾向にある。軽自動車を購入するユーザーは燃費よりも実用性重視の傾向が強いようだ。燃費重視であればアクアやフィットのコンパクト系を選ぶ方が価格面でもやさしい。超ハイト系が急激にシェアを拡大したのはN BOXの売れ行きが絶好調であったため、その後スペーシアやタントが登場、来年にはeKワゴンとデイズが登場する予定。

これらを考えると軽自動車選びはハイト系から燃費だけでなく総合的に選ぶことになる。となると上位はムーブやワゴンR。ムーブは軽自動車に衝突回避・軽減ブレーキを初めて持ち込み、その後ワゴンRも同様に採用している。ワゴンRは燃費には反映されない「エコクール」がある。これはエアコンの作動中に蓄冷材を凍らせ、その冷気をアイドリングストップ中に流す新技術で、実用燃費に貢献している。

一番売れているN BOXは、積載能力が非常に魅力であるが、最近発売される軽自動車と比べると11年12月発売とやや古さを感じる。